9 原因

感覚、例えば触ったら熱いと感覚すると
次には実際に触らなくても
すこし感覚から離れて
頭の中でこれは熱いのだと予測ができる
次に、熱いものに触れた感覚の積み重ね
つまり経験が増えると
こういった種類のものが熱いと分かる
そうして調査を進めるとさらに感覚から離れて
どのような原因で熱いのか、が見えてくる
火がつくと熱い、触れると熱い
さらに感覚から離れて
火はなぜ発生するのか?
触るとなぜ熱いのか?
これはどちらも原子、分子の働きである
もはや触って熱いという感覚からは遠く離れている
もっと突き詰めると
更に小さい素粒子
あるいはエネルギーの
「移動」だということが分かる
もっともっと原因を追求すれば
移動とはすべて、
ある点からある点に動くことである
究極的に動くこととは一体なんなのか
私には分からないが
ともかく最初の感覚である
「熱い」の原理とはつまり
「動き」である

原因や原理を知ることは
例えば熱さを原因の段階で避けることができる
このような知識は指導的であり、王者的である
このような知恵あるものが命令すべきであり
ないものが命令すべきではない
究極的にはすべての感覚と原因を知るもの
それはとりあえず神という風に表現される
宗教とか居る居ないではなくそう呼ぶしかない
王や神に近づくとは以上のような事である

というわけで弱気にはなってはいけない。

8 正義

正義とは等しさである
等しさには2つある
同じ量を全員に配るの
価値に見合った違う量を配る
この2種類である
例えば子供には同じチャンスを与え
才能には多く資源を与える
持つべきものに持つべきものを
才能に資源を
政治の天才に地球を

正義の実現方法として2つある
不正をしないこと
不正を受けないこと
とくに不正を受けないことに関しては
不正を受けるということは誰かの不正を許すのと同じことだからである
つまり不正を受けるということは自分が不正をするのと同じことである

正義とは行為とは無関係である
殺人もレイプも強盗も正義でありうる
もちろんこれらはそれ自体悪いものだが
状況によっては正義になりうるのである
現に警察や軍隊などは強盗や暴力によって正義を実現している


よく聞く反論として勝ったものが正義たという意見があるが
勝利と等しさが同じである訳がない
空腹と睡眠を同じものと言うほど違うものである
勝利は均等性の変わる条件にはなりうるが
均等性になるとは限らない。


ともかくとして弱気は奴隷である。

7 脳とは再び絵を描く装置である

脳とは再び絵を描く装置である
形として一定の状態に、ある程度の固定がされてるのは間違いないが
思い出すたびに再びその絵を描くのである
絵とその描く筋道が同時に脳内に形を成している

我々人間は目から得る感覚を最も好む。つまり画像である。
他の生物は画像や記憶で生きているが、人間は経験と技術と推理力によって生きている。
経験とは記憶の積み重ねである。
経験を積み重ねると技術が生まれ
技術を積み重ねると原因や原理が理解できる。
つまり原因や原理の理解こそが最も崇高で王者的な知恵となる。

 

そして弱気にはなってはいけない

6 女の中身は同じ

男と女の素材は変わらない。つまり細胞。
出産は厳密なプロセスで少しのミスも許されない
つまり女は出産のために体に均一性が必要である。
統計的にも女の身長体重はバラツキが少ない
このようなことから女は身体的に均一的な存在だとわかる。

女には階級がある。
女は感情を極めて正確に読み取る
つまり行動や言葉の原因を常に掴んでると言うことである。
このような能力により男よりも互いに強く同じであると自覚しあっている。
こうしたことで女性の階級が生まれる。

女は生まれつき右脳左脳の結び付きが強い
左脳は言葉や理論。右脳は芸術や空間やひらめき。
これはどういう事かと言うと女はあらゆる物事を言葉にする能力が高い。
この事はどの感情がどの単語や表情を使うかよく知っていると言うことである。

また女にオタクは少ない
解剖学的にも社会学的にも女は均一である。
つまり一人を良く知れば全員知ったと同じことなのである。


ともかく弱気になってはいけない。

5 欲望

自分が支配者になったら欲望を抑えるから現支配者も抑えてもらう、と考えるべきであって
自分が支配者になったら欲望をすべて満たすから、今の支配者も満たすべきである、と考えてはいけない。

自分の欲望が強く、実現したいので怖いものとは戦わない。
欲望が見事に自身が臆病であることの「言い訳」になっている。

時間を止められたら?
王様になったら?
こうしたことはすべてフィクションである
社会のない人類などあり得ない
そのように空想することによって
自らの欲望を肯定し、また支配者の奴隷となることの言い訳にしてるのである。

戦いから逃れている
(自分も許されるだから、支配者も許される)
フィクションを根拠にしてはいけない
あなたは王でも魔法使いでもないし
あなたは実際の王も魔法使いも知りはしない
嘘や空想でありファンタジーである。
欲望を好き放題実現できる地位などありはしない。
常に必ず周りには人間が要るのだ。

そしてこの世はこのことを煽ったコンテンツで満ちている
支配者の都合が良いからだ。弱気になるな。

4 中心点

中心点とは幸福や真実や事実や善や正義や良いと呼ばれるものである。
すべての人はなんらか中心を求め目指している。
空間に浮かぶ点をイメージしてほしい。上下左右奥手前。
すべての大きさを持つものは小さな点から出来ている。
イケメン美人という場合、鼻が特定の位置であることを求めていたり
美味しい料理という場合、特定の塩の量であることを求めていたり
我々生物はすべての時間で空間内の特定の点を目指している
わざわざ不味い料理を選ぶものはいない。(選ぶときはなんらかの理由でやはり狙っている。)

目は光の粒1個
耳は100万分の1秒
鼻は分子1個
皮膚も分子1個
生物はこのようなセンサーをもっている

 

そして繰り返すが弱気になるな

 

3 真の力は口から

アリストテレスは「政治学」の中で「法律とは習慣である」と言っている。

この世は不完全な存在である人間とその意思によって成り立っている。

法律は自然や神が作ったものではなく、人々の繰り返しによる習慣によって成り立っているのである。

国や民族が変われば法も習慣も変わる。

機械や文章であっても人間が扱わなければ意味が無い。

機械の操作や文章の取り扱いでさえ習慣によってなされる。

習慣は法律であり、法律は習慣である。

習慣こそが人の文明文化を形作っているのである。

文明文化を変えたければ習慣を変える必要がある。

この自覚が必要である。

そしてそれは歴史によると「言葉」を原因としてなされてきた。

いかなる指導者も自らがすべてを成すわけではなく、必ずその言葉によって結果が導かれるからである。